日本製「メイドインジャパン」とは??
仕事柄、お客さんによく聞かれます。
「これって何処製?」
正直に答えますが、中国製ですね。
聞かれたら答えざるを得ないですが、たまぁに聞かれます。
日本人はあまり気にしてないのか、頭が回らないのか、聞いてきませんが
中国人のお客さんは高確率で聞いて来ますね。
ところで、『メイドインジャパン』、『日本製』とは何でしょう?
実は結構適当な定義になってきているんですね「メイドインジャパン」
『メイドインジャパン』、『日本製』という表示の基準というものは、
グローバル生産が当たり前になった今、かなり大雑把になってしまっていて。。
これは製造業で働く人なら何となく知っているかと思いますが
簡単に言えば
『最終の工程が日本であれば日本製の表示ができる』
となっています。
アパレルの極端な例で言えば、
中国製の生地を中国の縫製工場で縫って、日本へ輸入し、仕上げのボタン付けのみを日本で行ったとしても、日本製表記ができてしまうという事。
日本製と書かれてるからといって、全てが日本で作られているわけではないのです。
日本の工場で縫っているとは言っても実際に手を動かしているのは中国人、カンボジア研修生だというケースが多い。
日本国内で、外資系企業が、ベトナム、中国人労働者を利用して、海外調達の材料で製作している場合も多いですし。
ですから、やはり、本物は違う。
見る目がある人が検査、試着、使用することで経験から品質の良さってのはわかるものですね。
日本人として育ってきたからこそ、
その目を持って良い商品を選定、日本の市場へ販売が行えます。
安ければ良いってわけじゃない。
やはり、日本クオリティーを知っている私たちだからこそ
良いものを、更にお客さんの意見を取り入れて改良していく
そのような思いを日本人として今後も大切にしていきたいと思います。
■日本製の表記に関して…
表示すべき原産国は製品に本質的な性質をあたえる実質的な製造または加工を最後に行った国とするとしています。
公正取引委員会の見解 http://www.eftc.or.jp/qa/qa.html